共働き家庭でも幼稚園に入れる?
かつては専業主婦を持つ子供は幼稚園に、働くお母さんを持つ子供は保育園にというような風潮がありました。しかし、最近では幼稚園でも共働き家庭の支援をするため、早朝・夕方以降や長期休暇中に預かり保育を行ったり、給食制度を取り入れたりするところが増えてきました。共働き家庭でも幼稚園を選びやすくなってきたこともあり、保育園ではなく教育施設である幼稚園に入れたいという声を聞くことも多くなりました。中には、幼稚園受験に挑む家庭もあります。
共働き家庭の幼稚園受験のポイント
共働き家庭が幼稚園受験を考える際に確認しておくとよいことがあります。それは、周囲の協力を得ることができるかという点です。幼稚園では平日の日中に保護者参加型のイベントや保護者会などが行われることが多々あります。共働き家庭の場合、どちらかが平日の仕事の調整をして参加することになります。それが難しい場合は、祖父母など周囲の人に協力してもらう必要が出てきます。また、送迎などでも周囲の協力を仰ぎたいときがくるかもしれません。祖父母にお願いできればよいですが、それも難しい場合はファミリーサポート制度やベビーシッターを利用するという手段もあります。
また、受験を考えている家庭の多くが受験対策ができる塾へ通っています。共働き家庭の場合でもそのような受験対策ができるかが大きなポイントとなります。仕事をしていると塾へ通う時間を確保することが難しい場合もあるかもしれません。現在はオンライン授業を開催している塾もありますので、そういった方法を検討することも一つの手です。
受験における共働き家庭の強み
共働き家庭の強みは、何といっても経済的に余裕があるということです。子供が挑戦してみたいことがあった場合、金銭面を気にすることなく子供の背中を押してあげることができます。面接などで家庭における教育方針を問われたときは、子供がやりたいことはとことんやらせてあげる、様々な経験をさせてあげたいというような回答で教育に力を入れていることをアピールすることができます。さらに、有名私立幼稚園を受験し入園した際には、施設設備費や制服代、寄付金など一般的な幼稚園に比べるとより多くの費用がかかります。エスカレーター式であれば、幼稚園以降も多額の費用がかかることもあるかもしれません。その面でも比較的不安を感じることなく幼稚園選びができることも、共働き家庭の大きなメリットです。