■アパレル業界に親和性が高いSNS
インフルエンサーマーケティングが活動する舞台には、YouTuberを始め、TwitterやInstagramなど、たくさんのSNSがあります。その中でも、アパレル業界に特化して考えると、美しさを最大限に表現できるInstagramや、不特定多数の人に情報提供ができてハッシュタグをつけやすいTwitterがおすすめです。
■インスタグラムはWebカタログを目指そう
インスタグラムを使ったインフルエンサーマーケティングでは、アカウントへの投稿そのものでWebカタログを作ったり、ECサイト化するという方法があります。例えば、日本から世界に発信するカジュアルブランドのUniqlo(ユニクロ)では、インスタグラムに投稿した画像や写真などが、一つの大きなカタログを形成しています。また、インスタグラムでは、商品の写真にリンクを張ることができます。気になるアイテムをクリックすればECサイトでその商品を購入できるスムーズな流れを作り出せるため、商品の販売に結び付きやすいというメリットが期待できます。
■Twitterではユーザー同士のコミュニケーションを期待
アパレル業界のインフルエンサーマーケティングでは、インフルエンサーやそのフォロワーたちが、商品についていろいろコメントしてくれたり、おすすめの使い方をシェアしてくれることによって、商品の宣伝効果が高まります。インフルエンサーが身につけて見合っているアパレルなら、フォロワーだって欲しいと思うでしょう。ネットショッピングでは素材や着用感がイマイチ分かりづらいと感じている人でも、Twitterでコミュニケーションが活発に行われていれば、知りたい情報を入手して、商品の購入に踏み切りやすくなります。
■インフルエンサーマーケティングで大成功したブランドは多い
アパレル業界の中には、インフルエンサーマーケティングを巧みに活用することによってブランドの知名度はもちろん、販売実績を大飛躍的に伸ばしたブランドがたくさんあります。
例えばZARAは、テレビや雑誌の広告ではなく、インフルエンサーマーケティングや口コミによって売上アップに成功しました。ZARAと契約しているインフルエンサーが商品を紹介すると、動画のコンテンツがあっという間に数十万回の再生数となり、商品が売切れになってしまうほどの影響があります。
また、ZOZOTOWNもまた、インフルエンサーマーケティングで業績を右肩上がりに伸ばしたブランドの一つです。フォロワー数160万人というインスタグラマーの吉岡里帆さんとコラボしてSNSアカウントを立ち上げた所、あっという間に数万件のいいね!を獲得したなど、高い注目を集めました。